43歳、管理職の悩みと変化
最近の若い奴は…
俺が若い頃は…
なんて、おじさん達の口癖は昔からあるけれど、社会人になって、管理職になって思う事はやはり、「俺達の若い頃と違うな~」
って愚痴だったりします(笑)
管理職ってなんなんだ?
管理職って、大きな企業になればなるほど管理指導教育検証指示成果、、、
やれ!
何で出来ないんだ!
がんばれ!
結果が全てだ!
なんて言う、答えのない求めをして部下を戸惑わせてしまっていませんか?
私が新入社員の頃はそんな言葉が飛び交っていましたし、それが当たり前だと思ってがむしゃらに仕事をしてました(汗)
でもね、最近思うんです。
年齢に関係なく、結果を出したくない奴はいない!
みんな褒められたい!
ですよね。
ヤレではなく、ヤレルを積み重ねる
マネジメントには根拠のある明確な指示や目標設定は欠かせませんが、会社が求めるものと、チームが応えられることは必ずしも合致していないのに、目標を同じにして何で出来ないかを求めるのは間違っていると最近思うようになりました。
やらなくていい訳ではないです。
管理職は会社の求めに応えるのが仕事です。
でも、全員が同じ目標に向かってベクトルを合わせて動くなんて二人三脚してる訳じゃないのに可笑しな事ではないですか?
私の部下は14人います。
管理職になりたての頃は目標を掲げて進捗を管理して、出来ない奴に重点をおいて全員が同じレベルに達するような指示をして部下を追いつめてました。でもね、やっぱり同じは無理なんですよ(汗)
人の能力には差があって埋められない溝もあるんです。
管理職はチームを達成させて、可能な限り部下のレベルを底上げすれば十分な評価を得られる。出来る人間は勝手に成果を挙げるので結果に見合った評価をすれば問題ない。あたり前のことですが、初めの頃は無駄に頑張ってたんですよね(笑)
それで、ここ半年程は部下の能力に合った指示をするように意識を変えたんです。
そしたら、元々できる人はもう一段上を目指すようになりました!
もっと嬉しいのは、ちょっと遅れをとっていた人の表情が明るくなって、相談をよくしてくる様になったんです。
結果、仕事の効率が上がったし、成果を出すコツが掴めたと楽しそうに仕事をするようになりました。
原動力ではなく感情
昔の人は我慢強く精神力も忍耐力も今より高かったんだと思います。でも、今の若い人達は効率や要領が伝われば私なんかより早く結果を出してくれます。仕事はモチベーションではないです。エモーションなんです。
感情に働きかけ、感情を動かさなければ原動力にならないんです。
飲みニケーションなんて言葉がありますが、最近は会社の飲み会も凄く減りました。個人的には寂しいですが、そんな交流よりも日々の他愛ない会話や分かりやすくて簡単な指示の方が感情に訴えられて信頼を生むことができるみたいです(^ω^)
これは時代の変化なんでしょうね(>_<)
私が行った事は、目標設定を個人毎に濃淡を付けて達成しやすくしたこと。
高すぎて諦めるレベルは求めずに、手に届く少し先の目標を細かく指示していったことです。
正直、管理が凄く大変です(今も)
楽ではないですが楽しいです!!
チームは明るくなりましたし達成する喜びが共有できる環境になりました。
正直、まだまだ私の望む成果は出ていませんが、変化を感じられるのはやり方が間違っていないからだと確信しているし、必ず結果が付いてくると信じています。
自分がやった方が簡単だと思ってしまう前に、その人の能力の少し先を教えてあげて、手の届く成果を積み上げて成長させた方が結果到達は早いのではないかと思います。
発展途上ですが
精神論で動かせる時代は終わりました(だいぶ前に)
でも、彼らも根性ありますよ!
何とかしようって思ってますよ!
みんな褒められたいんです。楽しく仕事がしたいんです!
何で?、どうして?、は自分の価値観を押し付けてるだけです。相手をよく見て、相手をよく知って、相手を幸せにしてあげる為に自分が出来ることを考えると見え方が変わってきます。苦労が絶えない立場ですが、仕事は楽しく元気に!
明日も頑張りましょうo(`^´*)