管理職の苦悩、部下の理解度が格段に上がる4段階話法

管理職って結果が全てだけど自分じゃ動けないし、部下をその気にさせてなんぼですよね？

勿論、部下の指導として一緒に行動する事は多々ありますが、最後の結果は部下本人の力であって、それを引き出す手伝いしかやっちゃいけないと思っています。

でも、日々やることを指示して結果を求める管理職の立場になると、焦りや憤りを感じてしまい、指導以上の感情で部下を叱責してしまうなんて覚えはありませんか？

私は感情的になりすぎて後から落ち込む事を繰り返していて、成長出来てないな～って反省ばかりしてます。

部下に限らず、相手に対して感情で言葉を発しちゃダメなんですよね…

どうしたら相手が納得して行動に移してくれるか、冷静に話が出来るのか、色々な情報を集めて自分なりの解釈で日々工夫をしています。まだ答えは出ていませんが、感触の良かった方法をご紹介します。

4つの理解度に分けた話法

何故？
何？
どうやって？
直ぐ！

人は話を聞くとき、上の何れかにあてはめて言葉を理解して行動に移します。上から順に理解度が上がり説明が楽になります。

最初の何故？は、

「何故そうするの？」

「何でそんな事しなければいけないの？」

など、物事の根本を否定的に捉えてしまい前に進まない時の考え方です。

これを崩して一歩踏み出させるのは非常に困難ですが、この人達を理解させることで大きな成果が得られるので、切り捨てたり諦めたりしないで説得の話法を練りに練っていきましょう。

例えないと分かりづらいと思いますので、子供に英語を勉強させるときを例にします。

何故？

子供「何で英語を勉強しなければいけないの？」「日本人だから必要ないでしょ？」

親「英語を勉強すると、いい学校に入れたり、大きな会社に勤めたりする事が出来るんだよ」

「日本に居たって英語で書かれた看板とか英語が混ざった会話が沢山話されているでしょ？そうした言葉が分からないと生活が不便になるでしょ？だから英語の勉強が必要なんだよ」

何？

子供「英語って何？」

親「英語は世界で一番使われている言語なんだよ」「英語が話せれば日本語が話せない外国人とだって友達になれるんだよ」「海外旅行に行っても英語が出来れば困らないし旅行中楽しく過ごせるんだよ」

どうやって？

子供「どうやって勉強するの？」

親「ノートに書き写したり、音声を聞いて発音を覚えたりするんだよ」「単語と文法を覚えて日本語みたいに繋がりを覚えていくんだよ」

直ぐ！

子供「今すぐやりたい」「直ぐに勉強したい」

親「まずは英会話教室に通ってみようか」「教科書をノートに書き写して意味を理解していこうか」「単語を少しずつ覚えて意味とスペルを理解していこうか」

理解度を上げるには順番が重要

如何ですか？

やることの意味、やることで得られるメリット等を順序立てて説明することで理解度が深まって行動する動機付けに繋がってますよね。しかも理解度が高いほど簡単な言葉で行動を促す事が出来ます。なので導入部分を分厚くして興味を惹かせる言葉が重要になるんです。

知恵のある大人では子供ほど簡単ではありませんが、上記の順番通り伝えたい内容を選んで分かりやすい言葉で話すと理解度が格段に上がります！

特に「何故？」と強く思っている人へ伝える場合はメリットの中にベネフィットを含めてやることの意味と得られる利益を訴えるよう心掛けると良い結果が生まれると思います。

先日、進捗の悪い業務について打ち合わせをした際に何故やるのか、それをやることで得られるメリットとベネフィットは何かを順序立てて説明したら、部下の理解度が上がり一気に目標まで達することが出来ました。

最後に

感情的な表現は良くないですが、情熱的に相手の感情に訴える事はとても大切だと思います。

なんで出来ないの？

なんで動いてくれないの？

なんで考えて行動しないの？

なんでなんでなんで・・・

求めるだけでは相手は行動してくれない。

得られる利益を感じてもらって初めて行動に移してくれます。

管理職は楽ではないですが、苦労した分報われる事も沢山あります。どうせ苦労するなら今までと違うやり方を試すのも有りではないですか？

私が試したなかで感触の良かったやり方でですが、一つの方法として知って頂けたら幸いです。

としぼーの日記

まず行動！結果は後からついてくる！！よね。。。

管理職の苦悩、部下の理解度が格段に上がる4段階話法

4つの理解度に分けた話法

何故？

何？

どうやって？

直ぐ！

理解度を上げるには順番が重要

最後に